今回は、実技試験の選択肢の1つである「ピアノ弾き歌い」の練習のポイント3つを紹介します。
「まだ何も対策していない!」
という方も、大丈夫です!
今回紹介するポイントを意識して練習すると、どんどん素敵な演奏になります。
ぜひ、試してみてください!
もくじ
ポイント1 まずは、「歌う」ことから始めよう
保育士試験で「ピアノ弾き歌い」の実技試験を受けるとなると、
「はやくピアノを上手に弾けるようにならないと!!」
とついつい焦ってしまいますよね。
人前でピアノを弾くことはとても緊張しますし、そのお気持ちはとてもよく分かります。
ですが、「ピアノを上手く弾く」ことばかり考えてしまうと、
本来の目的である「子どもたちと一緒に楽しく歌う」という目的を忘れてしまいます。
ピアノの音が素敵に変わる
ピアノの鍵盤を触る前に、まずは楽譜に書かれている音符をドレミで歌ってみましょう。
歌のパートも、ピアノのパートも(左手と右手)両方です。
ただ音符を読むのではなく、音程をつけて「歌う」ことが大切です。
これができるようになると、ピアノを弾く際も、心で歌いながら弾けるようになります。
ただ「指先を動かす」のではなく、「歌って」弾けるようになるのです。
そうすると、グッと素敵な演奏になります✨
また、譜読みもとても速くなります!
ポイント2 楽譜を見ないで弾かない
「楽譜を見ないで弾かない」と聞くと、
「えっ覚えるまで弾くのが良いんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
ですが、「楽譜を見ないで弾く」というのは、
大きなリスクがあります。
本番は頭が真っ白になることがある
本番でよく聞く失敗談の一つに、
「本番で緊張してしまい、頭が真っ白になってピアノが止まってしまった!」
「あんなに覚えていたはずなのに、次の音が何か思い出せなくなってしまった!」
というものがあります。
「覚えて弾く」という習慣がついてしまうと、
「楽譜が目の前にあるのにも関わらず、頭が真っ白になってしまう(ピアノ演奏が止まってしまう)」
可能性があるのです。
リスクを避けるためには
練習のやり方によって、このリスクは避けることができます。
それは楽譜を目で追いながら「ピアノの鍵盤を見ないで弾ける」ようになることです。
そうすれば、本番で頭が真っ白になることは避けることができます。
感覚を研ぎ澄まし、指先で鍵盤の位置を捉えることが大切です。
最初は難しいかもしれませんが、ゆっくりと練習することによってだんだん上達します。
ぜひ練習に取り入れてみてください!
ポイント3 「左手」を極めよう
ピアノ弾き歌いのお悩みでよくあるのが、
「右手のパートの音が多くて、なかなか弾けるようにならない!」
ということです。
確かに、伴奏譜に書いてある右手と左手のパートでは、右手の方が音が多く、左手の方が簡単のように見えますね。
ですが!!
もし試験まで日数が限られているのだとしたら、私は右手の細かい音よりも左手に重点を置いて練習することをお勧めします。
左手は曲の土台
左手のパートは、実は「曲の土台」というとても重要な役割を担っているのです。
その土台が崩れてしまったら、どんなに右手を練習しても止まってしまいます。
まずは、左手を安定して弾けるようになりましょう。
先ほども言いましたが、「鍵盤を見ずに弾ける」ようになるまでです!
弾き歌いをする時も、左手パートと歌のみで練習する時間を作りましょう。
土台がしっかりと安定していくはずです!
まとめ :「楽しみながら」歌おう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ピアノの弾き歌いは、準備も大変ですが、保育の現場に大いに役立ちます。
この試験を通して得た経験は、絶対に現場に生きます!
ですので、「とりあえず弾ける」のをひたすら目指すのではなく、
一つひとつの練習を大切に取り組んでいきましょう!
「子どもたちと一緒に歌う」ことをイメージすれば、自然と素敵な演奏になっていくはずです!
心から応援しています^^