ソナタ形式とは?【初心者の方向けに解説!】

ソナタ形式とは?

多くのソナタ形式は、以下の構成で成り立っています。

  1. 提示部
  2. 展開部
  3. 再現部
各部について解説していきます!

提示部とは

提示部では、第1主題第2主題が登場します。
第2主題は第1主題の平行調や属調(その調と近い属性の調)に転調する場合が多いです。

展開部とは

展開部では、文字の通り曲がどんどん「展開」していきます。
提示部の主題がいろいろな形に変わったり、曲が激しくなったりして 曲がどんどんドラマティックになっていきます。

再現部とは

再現部では、再び提示部の二つの主題が現れます。
第一主題は「主調」で現れますが、第二主題は「同主調」で現れることが多いです。

まとめると・・・

ソナタ形式を一つの表でまとめると、このようになります↓ 

しかしながら、表にまとめたことを全て網羅しているような楽曲は意外と少ないです。
過去の作曲家は、形式の上に自分のスタイルを確立させていきました。
ですので、楽曲分析をする際は、上記の表の内容が当てはまらない場合もありますので、注意するようにしましょう。

大規模なソナタの場合

大規模なソナタの場合、提示部の前に「序奏」、再現部の後にコーダがあります。

  1. 序奏
  2. 提示部
  3. 展開部
  4. 再現部
  5. Coda「コーダ」
ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」第一楽章にも、序奏部とコーダがあります。
引用元:YouTube

まとめ

お疲れ様でした!

ソナタなどを弾く際は、どこが提示部かといったようなことを紐解いてみてくださいね!
楽曲分析は、演奏に良い効果をもたらします。

これからも一緒に音楽の勉強を頑張りましょう!

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