トレモロ(tremollo)の意味と弾き方まとめ【譜例を用いて解説!】

トレモロの意味について

音楽用語のトレモロをざっくりと説明すると、1つの音や複数の音を素早く反復する奏法のことです。

トレモロ(tremole)はイタリア語で「震える」という意味があります。
譜例をもとに一緒に確認していきましょう!

トレモロはどうやって演奏する?

それでは、例としてこちらの譜例を見てみましょう。

1つの音の場合

1つの音の場合は、音符の上に斜線が書かれています。

【譜例】

トレモロの譜例

この斜線の本数=音符の旗の数となっており、「何音符で弾くか」ということを示しています。

上記の譜例だと、斜線が2本ですので、旗が2本の16分音符で演奏します。

【奏法】

トレモロの奏法

2つの音の場合

2つの音の場合は、音の間に斜線が引かれています。

【譜例】

トレモロの例(複音)

先ほどと同じように、斜線の本数は音の旗を表します。
よって、16分音符で2つの音符を反復します。

【奏法】

複音のトレモロの奏法

トレモロが記載されている曲

トレモロが記載されている曲はたくさんありますが、ここでリスト作曲の「エステ荘の噴水」を紹介します。

辻井伸行さんの動画を貼らせていただきますが、31秒あたりからの右手がトレモロの奏法となっています。
まるで水の粒がキラキラと輝くような演奏ですので、ぜひ聴いてみてください!

引用元:YouTube Nobuyuki Tsujii Official Channel

トレモロの弾き方のコツ

ここで、トレモロの弾き方のコツを紹介したいと思います。

トレモロの奏法は音が細かいので、弾くのが難しいですよね。

トレモロを弾くときは、腕や手首をリラックスさせることを意識してみましょう。
全部の音を一生懸命に弾くと、力が入り、細かい音符を弾くことが難しくなってしまいます。
空気を震わせるようなイメージで弾いてみてくださいね^^

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