今回は、ダ・カーポと、ダルセーニョについて解説していきます。
この2つは繰り返し記号ですが、意味を間違いやすい用語でもあります。
楽譜上でどのように演奏するのかを、譜例を用いながら説明していきます!
もくじ
ダ・カーポとは?
ダ・カーポは、こちらの譜例のように楽譜の最後に「D.C」と書かれます。
ダ・カーポは「曲のはじめに戻る」という意味があります。
そして、「fine」(フィーネ)が書かれているところで終わります。
「fine」とは、イタリア語で終わりという意味があります。
実際に確認!
こちらの譜例ははどのような順番で演奏するでしょうか? 小節にアルファベットをふって考えてみましょう! 正解は「A→B→C→D→E→F→G→H→A→B→C」になります!
ダルセーニョとは?
ダルセーニョは、楽譜上に「D.S」と書かれているもので、セーニョ記号まで戻るという意味があります。
セーニョ記号はこちらです。
実際の楽譜では、このように表されています。
先ほどのように「fine」が書かれているところで終わります。
こちらの譜例はどのような順番で演奏するでしょうか?
また小節にアルファベットをふって考えてみましょう! 正解は「A→B→C→D→E→F→G→H→B→C」になります!
また、ダルセーニョの場合もダ・カーポと同じように、フェルマータがついていたらそこで終わりになります。
まとめ
お疲れ様でした!今回のポイントを復習しましょう!
- ダ・カーポははじめに戻るという意味
- ダルセーニョはセーニョ記号まで戻るという意味
- 繰り返した後は、「fine」が書かれているところで終わる
音楽理論のコンテンツを発信中!
「Kanade」では、音楽理論や作曲についてのコンテンツを発信しています。
音楽理論や作曲に興味のある方は、ぜひ他の記事もご覧になっていただけると嬉しいです!
初心者向け音楽理論入門:基本の「き」から解説