シンコペーションとは?
四分の四拍子や四分の三拍子といった拍子は、それぞれ決まった「強拍」と「弱拍」というものがありましたね。
この「強拍」と「弱拍」の進行がその決まった位置ではなく、強迫の位置が変化したものを「シンコペーション」と言います。
一口に「シンコペーション」といっても、その種類はいろいろなものがあります!
実際の譜例をみながら確認していきましょう!
弱拍と強拍が繋がった場合
弱拍と強拍がタイよって繋がった場合、シンコペーションが生まれます。
下の譜例は、四拍目と一拍目がタイで繋がっていますね!
分かりやすいように四分の四拍子の強拍に緑、弱拍に薄茶色で印をつけています。
四拍目は弱拍、一拍目は強拍になりますね。
実際にこのリズムを叩いてみると、いつもとは違う感じがしませんか?
いつもなら弱拍に聞こえる四拍目が、強拍のように聞こえます。
また、四拍目から一拍目にかけて進んでいるような感覚になります。
このような譜例の場合、シンコペーションが生まれています!
小節内にもシンコペーションは生まれる
先ほどは小節をまたいだシンコペーションを解説しましたが、
小節内で弱拍と強拍が繋がっていてもシンコペーションが生まれます。
こちらの四分の四拍子の譜例をみてみましょう。
弱拍である二拍目と、強拍である三拍目が、二分音符により繋がっていますね!
こちらのリズムも、実際に手で叩いてみてください!
いつもなら弱拍に聞こえる二拍目が、強拍のように聞こえませんか?
また2拍目から3拍目にかけて、音楽が進んでいるような感覚になりますね!
スラーがついた場合
高さが違う2つの音にスラーがついた場合をみていきましょう。
上記の譜例の場合は、スラーがついている最初の音が強拍のようになります。
そして三拍子の場合でも、二拍子のように感じます。
このような場合もシンコペーションといえます。
くま先生
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