強弱記号を学ぼう!【フォルテ・ピアノ・メゾフォルテ】

強弱記号とは、音の強さや弱さを示す記号です。

強弱記号の意味

強弱記号には、作曲家の「ここはこんな強さで弾いてほしい!」といった思いが込められています。

強弱記号に込められた思い

今回は、基本的な強弱記号について一緒に確認していきましょう!

また強弱記号についてはこちらの動画でも解説しています。

強弱記号を学ぼう!

まずは、基本的な以下の4つの強弱記号についてみていきましょう。

  • フォルテ
  • メッゾ・フォルテ
  • メッゾ・ピアノ
  • ピアノ

フォルテ

フォルテの意味

フォルテ(forte)は、「音を強く」という意味があります。
楽譜上では、「f」と書かれています。

メッゾ・フォルテ

メッゾフォルテの意味

メッゾフォルテ(mezzo forte)は、「少し強く」という意味があります。

楽譜上では「mf」と書かれています。

「mezzo」はイタリア語で「中間の」「半分の」という意味があります。

メッゾ・ピアノ

メッゾピアノの意味

メッゾ・ピアノ(mezzo piano)は、「少し弱く」「やや弱く」という意味があります。
楽譜上では「mp」と書かれています。

ピアノ

ピアノの意味

ピアノは、「音を弱く」という意味があります。
楽譜上では「p」と書かれます。

整理しよう

今確認した4つの強弱記号を整理してみましょう。
「p」から、「mp」「mf」「f」の順に音が強くなっていきます。

音の強さの比較

さらに幅広い強弱を示す記号

強弱記号には、さらに幅広い強弱を示す記号があります。
いっしょに確認していきましょう!

フォルテよりも強い音

実は、フォルテよりも強い音を表す記号があるのです!
それは「フォルテッシモ」といいます。

フォルテッシモの意味

フォルテッシモは、「きわめて強く」という意味があります。

さらに強い音を表す記号がある!

なんと、フォルテッシモよりもさらに強い音を表す記号があります。
それは、「フォルテッシシモ」といいます。

フォルテッシシモの意味

このように、「f」が増えていくことによって、だんだん強い音を表すようになります。

ピアノよりも弱い音

では、ピアノよりも弱い音を示す記号をみていきましょう。
「ピアニッシモ」は、ピアノよりも弱い音を表します。
ピアニッシモの意味
ピアニッシモは「きわめて弱く」という意味があります。

さらに弱い音を表す記号がある!

また、ピアニッシモよりもさらに弱い音を表す記号があります。

それは、「ピアニッシシモ」といいます。

ピアニッシシモの意味

このように、「p」が増えていくことによって、だんだん弱い音を表すようになります。

音の強さを変化させる記号

強弱記号の中には、音の強さをだんだん変化させる記号があります。
以下の3つをみていきましょう。

  • クレッシェンド
  • デクレッシェンド
  • ディミヌエンド

クレッシェンド

クレッシェンドは、「だんだん強く」「次第に強く」という意味があります。

クレッシェンド

2本の線の幅が、だんだんと広がってますね。
筆者はその広がりにあわせて、音がだんだん強くなっていくイメージを持っています。

またクレッシェンドは、以下のようにも書かれます。

クレッシェンドの例

あわせて覚えておきましょう!

デクレッシェンド

デクレッシェンドは、「だんだん弱く」「次第に弱く」という意味があります。

デクレッシェンドの意味

デクレッシェンドの記号は、先ほどのクレッシェンドと反対の向きをしていますね。

またデクレッシェンドは、以下のようにも書かれます。

デクレッシェンドの意味

ディミヌエンド

ディミヌエンドは、「だんだん弱く」「次第に弱く」という意味があります。
楽譜上では、「dim.」と省略して書かれることも多いです。

ディミヌエンドの意味

確認クイズをやってみよう!

それでは最後に、確認クイズをやってみましょう。

第1問

ピアノの意味は何でしょう?

確認問題1

正解は「弱く」でした!

確認問題1の答え

第2問

メッゾフォルテの意味は何でしょう?

確認問題2

正解は「少し強く」でした!

第3問

この記号の意味は何でしょう?

正解は、「だんだん弱く」でした!

読み方は、デクレッシェンドです。

まとめ

上記の強弱記号を表にまとめました!
表は上にいくほど音が強く、下にいくほど弱くなります。
今後の学習の参考にしていただけると幸いです。

記号 読み方 意味
ff フォルテッシモ きわめて強く
f フォルテ 強く
mf メッゾ・フォルテ 少し強く
mp メッゾ・ピアノ 少し弱く
p ピアノ 弱く
pp  ピアニッシモ きわめて弱く

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