倍音の意味とは?初心者向けにわかりやすく解説!【音楽理論】

倍音って一体何なの?

例えば、「ド」の音をピアノで弾いたとします。

くま先生

何の音が鳴ってる?
ん?「ド」の音だけがなっているよ?

ピヨ太

くま先生

実は、「ド」の音以外にも、音がたくさん鳴っているんだ!それが倍音だよ!
えええ〜〜!!

ピヨ太

弾いていないのに、聞こえる音

実際には「ド」しか弾いていないのに、「ド」以外の音も聞こえる…
なんだかマジックみたいですね!

倍音とは、ある音を鳴らした時に自然に発生する音です。
倍音とは何か

先ほど演奏した「ド」の響きの中には、こんなにもたくさんの音が含まれていました!
これが倍音です。

倍音とは

演奏した「ド」を基音といい、倍音は第2倍音、第3倍音…というように名前がついています。

各倍音の名称

それでは、基音から第12倍音までの演奏を聞いてみましょう!

全て同じようには聞こえない

全ての倍音が同じように聞こえるわけではありません。

倍音によって強く聞こえたり、弱く聞こえたります。
また聞こえてくるタイミングも異なります。

色々な音が混ざった響きを聞いて、私たちは音を識別しているのです。

倍音が聞こえない!そんな時は?

筆者は倍音について最初に知った時、

「こんなにたくさんの音なんて聞こえない…!」

という悲しい気持ちになりました。

しかし、だんだんと意識していくうちに、聞こえるようになってきたのです。

皆さんも、練習の際などはぜひ意識してみてください!

特に第3倍音の「ソ」、第5倍音の「ミ」は聞こえやすいです!

聞こえやすい倍音

くま先生

ラジオの時報のように、倍音をほとんど含まない音というのも存在するよ!そのような音は機械で作られるんだ!

こちらのYouTubeの動画でも、倍音について解説しています!
ぜひご覧ください🎶

おまけ:音が発生する仕組み

音はどのように人間の耳に届くのでしょうか?
そう、空気を振動して伝わります。
くま先生は、「ド」の音の他に音がたくさん聞こえると言っていましたね。

ある音を弾いた時、その音が鳴ると同時に、その整数倍の振動数である音が自然に発生するのです。
例えば、100hzの音を弾いたとしましょう。100hzとは、ざっくり言うと空気を一秒間に100回振動しているという意味です。

そうすると、200hz・300hz・400hzの音も同時に発生しているのです。
これが倍音が発生する仕組みです。

まとめ

お疲れ様でした!今回のポイントを復習しましょう!

  • 倍音とは、ある音を鳴らした時に自然に発生する音。
  • 実際に弾いた音(1番下の音)を「基音」と言い、なる倍音は下から順に「第一倍音・第二倍音・・・」と呼ぶ。
  • 倍音によって強く聞こえたり、弱く聞こえたりする。
音楽って奥が深いね…

ピヨ太

くま先生

そう!音楽は海より深いのさ〜!これからも音楽の勉強を一緒に頑張ろう!!

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