テヌートとは?
テヌート(tenuto)は、「音の長さを十分に保って奏する」という意味があります。
テヌートは楽譜上で、下記の譜例のように「ー」という記号が音符の上に書かれます。
また、音符に「ten.」と書かれる場合もあります。
テヌートはどのように弾けば良い?
「音の長さを十分に保って」と言われても、「一体どのように弾けば良いの?」と思いますよね。
一口にテヌートと言っても、その弾き方は人それぞれで、「これが正解」というものはありません。
「ゆびに圧をかけるようにして弾く」「音をより響かせる」などといった奏法をしている方もいらっしゃいます。
ご自身で、よく耳を使いながら音を研究してみてくださいね^^
ピヨ太
くま先生
sostenuto,ritenutoとは?
テヌートの種類として、「sosutenuto」と「ritenuto」というものがあります。
「sosutenuto」(ソステヌート)は、テヌートの奏法が長い間続く時や、曲全体をそのように弾く場合に使用されます。
また、「sosutenuto」はラテン語「substinere(スブスティネーレ)」「意味:下から支える」が語源になっていると言われておりますので、tenutoとは少しニュアンスが異なるとも言われております。
ritenuto(リテヌート)は、「各音を少し長めに、少し遅くして」という意味があります。
楽譜上では、「ritenuto」や「riten.」と表記されます。
まとめ
お疲れ様でした!
テヌートなどと言った記号はついつい見落としてしまいがちですが、そこには作曲者からの大切な意図が込められています。
譜読みをする際は、見落とさずに音のイメージを膨らましてみてくださいね^^
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