移調とは?
移調とは、その名の通り「調(キー)」を「移動」させることです。
調って何?と思われた方はこちらの記事をご覧ください。
音階と調は?長音階・短音階の法則を解説【音楽理論入門講座】
くま先生
また、移調は音程の知識があるとよりスムーズに学習を進めることができます。
音程についてご存知でない方は、こちらの記事を先にご覧ください。
音程の意味・読み方・種類まとめ【初心者向け音楽理論入門講座】
実際に移調してみよう!!
それでは、実際に移調をしてみましょう!
今回は、例として「チューリップの花」を移調します!
1、調を確認
まずは、移調する前の曲の調を確認しましょう!
以下の譜例は、ファに#がついており、かつ臨時記号もついていないため「ト長調」であることが分かります。
【ト長調(G Major)】
ト長調の音階はこちらです。
では、次にどの調へ移調したいのかを考えます。
今回は、例として完全5度下のハ長調の音階へ移調してみましょう。
ハ長調の音階には、何も調号がついていませんね。
2、移調させる
では早速移調してみましょう。
移調すると調号が変化しますので、忘れないようにしましょう!
ト長調のチューリップの花は「ソラシーソラシー」のように「ソ」の音から始まっていますね。
ト長調において、「ソ」の音は主音の音(その調の音階の一番最初の音)です。
ですから、ハ長調も、主音の音である「ド」の音から始めます。
あとは、ト長調の譜例の間隔と同じように音を配置すれば移調の完成です!
【ハ長調(C Major)】
移調がスムーズにできるようになると、歌う際にその日の体調によって調を変えることなどができるようになります。
ぜひ、色々な曲を移調してみてくださいね!
また、移調とよく間違えやすい「転調」というものがあります。
転調について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
転調と移調の違いは一体何?【初心者の方向けに解説】
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